陣痛促進剤を使うと赤ちゃんが脳性麻痺になる?胎児への影響を調査!

こんにちは。あお(@aooiblog)です。

出産といえば女性の重要なライフイベント。
つわりや眠気、トイレが近くなって困ったり、食事・体重管理が大変だったり。

妊娠していなければ分からない苦労に耐えて何ヶ月も頑張って来たので、


「子どもが無事に健康で産まれるのか」、とても不安で心配ですよね

初産の方は特にそうだと思います。

そんな中、出産時の事故に関するニュースを見ると余計に不安になってしまいますよね。

今回報じられたのは、公益財団法人・日本医療機能評価機構の「再発防止報告書」より

「重い脳性まひになった赤ちゃんの約3割に陣痛促進剤(子宮収縮薬)が使われ、そのうち8割近くでガイドラインを逸脱した不適切な使い方があった」

という内容です。

こちらの文言だけを見ると、陣痛促進剤を使うことで赤ちゃんが脳性麻痺になる危険性があるように思えます。

では実際にはどうなのか?

本記事では、陣痛促進剤と胎児の脳性麻痺の関係性について解説します。

陣痛促進剤=脳性麻痺ではない?

 

同機構によると、出産時の何らかの事故によって子供が脳性まひになった188件のうち、陣痛促進剤が使われていたのは56件。

うち77%に当たる43件で、日本産科婦人科学会が設けた指針に基づく用法などの基準を逸脱していました。

そのうち 脳性まひの直接の原因とされたのはわずか1件のみ 

つまり、陣痛促進剤が正しく使用されていた場合、赤ちゃんの脳性麻痺の直接的な原因とはならないのです。

 

陣痛促進剤による事故のケースとは?

 

こちらはズバリ、 陣痛促進剤を使用した際に適切な管理がされず、過強陣痛等の副作用が強く出てしまった場合 に起こります。

例えば、子どもの脳性麻痺は子宮内が低酸素状態になる事で陥ります。

通常、陣痛促進剤を使う場合はリスクを回避するために

 

  • 分娩監視装置をつける
  • 子宮収縮の状態や血圧、脈拍など母体と胎児の様子を細かく確認しながら適切な量を投与する
  • 危険な予兆があれば投与量を減らしたり、中止する

 

以上の処置が行われます。

しかし、これらが適切になされなかった場合、

陣痛促進剤により無理に子宮が収縮し続けた結果、胎児が締め付けられ心拍が低下します。

これが原因となって胎児が低酸素状態となり、脳性麻痺を引き起こすのです。

陣痛促進剤の効き目や痛みは人それぞれの為、適量を超えて処方されてしまうケースもあるようです。

陣痛促進剤はいつ使われる?

 

自分の出産時、陣痛促進剤を使うことになるのか?

不安に思っている方も多いでしょう。
そこで、陣痛促進剤を使うタイミングについて解説します。

一言で言うなら、陣痛促進剤を使うのは

 薬の力を借りて出産しなければ、母子の健康状態に危険がある場合 です。

具体的には以下の5つの場合があります。

 

胎盤機能の低下で胎児が子宮内に居ることがデメリットとなる場合
  • 過期妊娠:予定日より二週間以上も分娩が遅れているパターン。
  • 妊娠中毒症:子宮胎盤系の血流が不足しているパターン。
  • 胎盤機能不全:予定日超過や妊娠中毒症、喫煙などが原因。

 

その他の場合
  • 前期破水:破水したのに陣痛が起こらず、子宮内に居る胎児に感染の危険がせまりつつある場合。
  • 微弱陣痛:陣痛が弱すぎるために分娩が遷延し、母体の疲労を招いたり、長時間の経過で母子共に危険がせまる可能性がある場合。

これらの症状が出る妊婦さんは全体の10%程度ですが、

病院での経過観察で早期に対策を打てたり、

妊娠中の禁酒禁煙、食事・体重管理等により可能性を抑える事ができます。

 定期検診と自己管理が大切 ということですね。

陣痛促進剤の種類と効果は?

陣痛促進剤 点滴イメージ

陣痛促進剤には2種類あり、

・オキシトシン(点滴薬)

・プロスタグランディン(内服or点滴薬)

こちらが病院で使われています。

病院側の都合(人繰り、夜間出産を避ける等)で

陣痛促進剤を 「子宮を柔らかくする薬」 という説明で使われるケースもあるようですが、それだけでは分からないですよね。

そこで、上の2つの陣痛促進剤について、特徴をまとめてみました。

 

オキシトシン(点滴薬)

  • 自然陣痛に近い子宮収縮を促す。
  • 規則的な陣痛を起こすことができる。
  • 効果の出方は個人差が大きく、子宮頸管が硬いうちはなかなか効果が見られない。
  • 使用開始から早めに規則的な陣痛が起こるので、早急な出産を要する場合に効果的。

 

プロスタグランディン(内服薬or点滴薬)

  • 点滴か経口投与の二通りの方法がある。
  • 経口投与の場合、投与量を調整するのが難しい為、点滴薬が好んで使われる。
  • オキシトシンに比べ個人差が少ない為、誰に対しても陣痛を引き起こしやすい。
  • 徐々に緩やかな収縮が起こり始め、より自然な陣痛を起こすことができる。

 

まとめ

陣痛促進剤=脳性麻痺ではない。

陣痛促進剤を使うタイミングは、薬の力を借りて出産しなければ、母子の健康状態に危険がある場合。

子宮や胎盤を良好に保つため、病院での経過観察や食事・体重等の自己管理が大切。

早急な分娩が必要な際はオキシトシン(点滴薬)、緩やかに自然な分娩を促進する場合はプロスタグランディンを使用。

後者の内服薬は投与量の調整が難しい為、点滴薬が好ましい。

 

いかがだったでしょうか。

出産が近づくにつれて様々な不安がありますが、

誤った情報や噂話に振り回されず、しっかりと心の準備を整えて赤ちゃんを迎えたいですね。

 

 

投稿者プロフィール

あお
あお発達障害(ADHD)持ち銀行員4年生
パワハラを受け適応障害発症を機に、自分で稼いで脱サラが目標になりました。心療内科1年通院&部署異動の実体験を元に、仕事で悩む方々へ解決策を提示していきます。

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